Amebaブログに投稿
2024年3月10日記載
私は交通誘導警備員。最近仕事中なかなかの光景に出くわしました。では説明から…
グレーチングとは、道路沿いの溝などに使われる金属性の格子状のフタのことです。
こんなやつです。道路沿いには排水用の側溝があり、コンクリートフタで覆われているかドカンで埋められているかしていて、一定の間隔で、このグレーチングが配置されています。
グレーチングは交通に支障のない、側溝への雨水の入り口の役割を果たします。
そしてもう一つの役割は、中に溜まったドロを掃除するためです。
幹線道路の維持工事では、何年かに一度、定期的に中の清掃を行うのですが… 強烈!
上の写真にも写っているがアップでドン!
これね… 木なんですよ。凄い光景…
グレーチング直下に、木が鬱蒼 (うっそう)と茂っています。正直気持ちが悪いくらい。
上部がないのは、格子が成長の邪魔になるためと草刈りでカットしていたため。
グレーチングの下部は、ドロを溜めるために少し深くなっている。つまり、
土と水分はあるし日差しも十分に当る。だから草木が生えやすい環境になっている。
全てのグレーチングの下が、こんな状態ではなく数%です。でも普段何気なく通っている国道の側溝にこんな世界が存在している。
私はこの光景を『グレーチング下の木奇界』と名付けました。
自然なのか?不可思議なのか?
人工構造物の中で示した自然の力。草木に覆われたラピッタの天空の城を連想する。
まあ… そこまででもないけれど、
何となく得をした気分にはなりましたね。