井上 vs ネリ①
2024年5月18日記載
試合のあった日は、
県外での仕事の翌日。当日も遊びに行ったこともあり、疲れていて夜はウトウト。起きたら試合は終わっていた。
スマホで結果を確認。
井上の6R TKO勝ち。えっ1R でダウン?
ちょっとびっくり。でもいい試合だったんだとすぐに思う。映像観たいな。最近のボクシングはテレビ中継がない。
YouTube で検索もまだない。
少し待ったらと出てきたが、何だか怪しげ。結局試合映像は次の日に観ました。
1R のダウンシーンは確かに衝撃。
でもドネア戦の左フックの方が強烈感。そして井上尚弥は冷静な感じだし、大丈夫かな。
との感想。だって結果知ってるので
でも井上尚弥からダウン…
あの名チャンピオン山中慎也を倒したルイス・ネリはやっぱり強い。
2R に左フックのカウンターでやり返す。
よく分からなかった。ダウンは一度づつだけど後からだから、これで五分以上か…
それにしても… もしかして、
同じパンチを?狙って?やっぱり凄いな…
って、結果は知っているので
②へ
井上 vs ネリ②
2024年5月19日記載
3R 以降は、らしさを取り戻す。
相手の動きを見切り、攻撃を完封して、パンチを的確に当てる、これぞ井上尚弥!
井上はパンチが多彩。対してネリは、接近戦を挑むも単調で大振り、雑に見えてしまう。
ボクシングIQってやつか…
う〜ん。というよりも『ボクシング』の次元が一つ上なイメージである。
ネリを包み込むように、全てが一つ上。かつ流れるようなスムーズ感。
パワー、スピード、防御にボクシングIQが桁外れって話でいいのだろうか?
一つのことにこだわらず、
たゆまぬ努力と旺盛な探求心。あらゆることを貪欲に吸収し、身体に染み込ませる。試合で身体が常にベストな反応するように…
努力、才能?そんなんじゃない。それは選ばれた者のみに宿る『強く眩い輝き』だ。
何をしても一つ上からやってくる。
近いのに、届きそうなのに、次元の壁。
どうしても… 届かない。
近いのに… どうにもならない。
次第に覆う絶望感。でも勝ちたい。だから探さねば、見つけるまで続けるしかない。
③へ
井上 vs ネリ③
2024年5月22日記載
4R の相手への挑発。
井上尚弥バンタム級4団体統一戦以降の見慣れた光景である。これが実に絵になる。
強がりでも、ハッタリでもない。
相手を圧倒した上で、強さを誇示する挑発パフォーマンス。嫌味は感じない。
世界最大の格闘技ボクシングの、
PFPの頂点を争う自覚と実績が、自然にさせる行動なのだろうか?
本場アメリカではよく見る。こんなことができる日本人ボクサーが現れるとはね。
5R また左フックでダウンを奪う。
またよく分からなかった。ロープを背負っていたし、でも井上の勝利は確実かな。
って、結果は知っているので
そして6R 井上のTKO勝ち。
フィニッシュは右アッパーからの右ストレート。ネリはロープ際に強烈なダウン。
結果は圧倒劇でも初回にダウン。
年齢による衰えなのか?と思えど無理だ。東京ドームという大舞台への緊張だろう。
とにかく強い!そしてネリも強かった。
④へ
井上 vs ネリ④
2024年6月1日記載
井上尚弥のKOシーンは、
どの試合も迫力がある。基本に忠実なパンチを一方的に当てて倒してしまうのだ。
パワーとスピードで圧倒する上に、
防御能力も優れていて、相手のなすすべをなくし闘争心を削っていく。
心身共にダメージを受けた相手に、
万が一を与えず、十分な余裕を確保。チャンスを絶対に逃さず、仕留めてしまう。
全てが理詰め。芸術的にすら思う。
何より試合ごとに違う形。パターンがないのも稀有な存在に思います。
才能は破格。加えて並外れた向上心。ボクシングに対する真摯な姿勢。
何かで読んだ。漫画の世界のようだと…
歴史を紐解いても、こんなボクサーはいないんじゃないかな。凄いの一言である。
このブログ、最初はちょっとふざけ気味に書こうとしたのですが、無理でした😁
世界一のボクサーが日本にいる。
今年は2試合するそうだ。楽しみである。