2025年3月18日記載
手塚治虫の作品は多岐に渡っている。
特に私が凄いなと思うのが、戦争や宗教を題材にした作品を描いたことである。
『火の鳥『ブッダ『アドルフに告ぐ』など、
正直… あまり詳しくはないので、ブッダだけは単行本を全て集めてありますけれど、
何が凄いかって、絶対に下手には書けない。一歩間違えれば… も大いにあり得る。
戦争、差別、宗教、政治、倫理、人間愛…
有史以来、人類につきまとう永遠のテーマ。
それは誰しもを強烈に惹きつける。でも扱うには敷居が高く、シリアスで危険な香り漂う。
そして専門書ではなく漫画。だから普通の人が読んで分かり易く、面白くなければならない。
徹底的に調べ上げる必要があるし、トコトンまで考え抜く忍耐力に、何より深い洞察力がなければ得られぬ客観的常識。それを漫画で描く。
史実の本質を曲げれば一巻の終わり。
でも史実通りでは、単に平易な専門書。魅力ある作品に仕上げるには、ユーモアや場合のフィクションも織り交ぜる必要がある。
②へ
*残りは非公開。短文紹介でまとめて記載