警備員の特性〜とにかく喋るに続く①
2025年3月31日記載
私は交通誘導警備員。
同僚の隊員は我が強く個性的である。
私はいくつも警備会社を変わっているが、どこも個性的な人だらけ『色』は違うけど、
よく喋る、全く無言、テキトウ、でたらめ、世捨て人、ただ生きている、暇つぶし etc
冗談です😁でも… そうかも😁
特に多いのは『最低限』を好む人。
とにかくお金を貯めない、その気もない。その月の給料が全財産。毎月貰えばすぐに家賃や電気代の支払いに大わらわ、である。
警備会社には、給料の前借りや週払い制度があるが、利用者はかなり多い。
10万でも貯金してれば?
慌てなくて済むのにと言っても、返答はいつも笑顔、全くその気がない。でも悲壮感はない。むしろ楽しんでいる。どうしてかな?そう…
その人達は『最低限』を楽しんでいる😁
お金がな〜い!今月暮らせないよ〜
世間一般的には如何なものか?でもどんなことでも考えよう🙄それはそれで楽しいのかも
②へ
警備員の特性〜とにかく喋るに続く②
2025年4月6日記載
お次は『自転車操業』の人である。
交通誘導警備員は自動車どころか、原付バイクの免許すら持っていない人が多い。
どこの現場に行くにも自転車。
私など考えられない。当事者に聞けば20㌔くらいなら、ど〜ってことないそうだ。
都会なら珍しくないが、徳島のような田舎は車社会。行動範囲は極端に狭くなる。
不便だと思うんだけど… それに、
私が車を乗り始めた時の、自由にどこでも行ける感覚を今でもはっきり覚えている。
よく満足できるなと思う。
仕事面でもマイナスである。仕事の融通も利かないし、何をするにも頼りっぱなしだ。
絶対に得するはずなのに、
利点はお金が掛からないこと。でも…
そんな人によく尋ねるんです。原付バイクの免許くらい取得したら?全然違うよって、
でも決まってこう答える。
お金がないし暇がないとね。今後も免許など取る気はサラサラないって雰囲気で、
欲がないと言えばそうだけど、本人がそれでいいなら言うことはないが、不思議に思う。
交通誘導警備員は学歴、経歴、性別、年齢一切不問。唯一ある条件は五体満足の身体のみ。
絶対に原付バイクの免許くらい取得できるんですよ。そして絶対にプラスになるんですよ。
どうして… 満足なのかな。
警備業界に関わって10数年、
今だに後ろ向きに生きている人を、私は知らないし会ったこともない。良いんだろうな…
③へ
警備員の特性〜とにかく喋るに続く③
2025年4月7日記載
さて次は『定年後にする人』です。
別の立派な仕事でウン十年、家庭もあり子供もそろそろ巣立つ下準備の最中… とか、
人生一区切り後の第二章を警備員で、
そういう方はかなり多い。
どこにでもいる普通の人。暇つぶしにお気楽に、もちろん真剣に、そして小遣い稼ぎのためもあるが、まだ仕事を続けたいと願う方である。
昔の話や人生のウンチク話、私が一緒に仕事をするのが楽しみな方々でもある。
仕事は社会との繋がりを保つ。
定年すると働かない人もいるが、大抵の人は仕事を続いている。同じ仕事をする人もいれば、バイトで雑用とか、趣味を活かしてお店を開いたり、会社を立ち上げる凄技の方もいる。でも、
知らないし😁警備員に話を限定して、
これは私の推測も含みますが、定年後に警備員をする方の共通点は、出世に無縁だったこと。
警備員は使われてナンボ、下っ端である。だから前職で少しでも出世をした人は、プライドが邪魔をして耐えられずに長続きしない。
あまり評価を得なかった現役時代、
仕事に対してやり残しを感じて、その思いが満たされるまで続けたいとの願望があること。
そして普通の仕事では評価を得ない『いい人、おもしろい人、人気者、人付き合いが巧み』などの人格や性格面を評価して欲しい。
そんな感じかな… と思っています。
長年の現役時代に感じていた、ほんの少しの辛く苦しい思い、打ち明けるほどじゃない満たされない思い、定年だ。でもこのままじゃ終われない…
軽い気持ちで始めた警備の仕事を通じて、心から楽しそうにしている光景に、
私はやさしい気分になってしまいます。
④へ
警備員の特性〜とにかく喋るに続く④
2025年4月8日記載
次は『人付き合いが苦手の人』です。
これは私が当てはまる。人付き合いが不器用で下手っぴで、失敗し辛い目に合うこと多々。
一人でいたいな… と思う。
世の中のしがらみを避けて、ひっそりと自由気ままに過ごして人生を終えたい。
そう願い実際そうなる人もいる。ただし『人生にやり残したことのない人』である。
私の場合はやり残したことだらけ、
苦手な人付き合いを克服したいと願い、似たような方たちと警備員をしています。
人付き合い、つまり人間関係で、
少なからず悩み辛い目にかあった者同士、ちょっとしたことでも楽しい気分になるものです。
警備員に向いてる資質って、
そんな気がしています。だから登校拒否やニートに引きこもりなど、人間関係に悩んでいる人に、まずは警備員になって欲しいものです。
*私も引きこもり経験者です。
そのまま警備員を続けてもいいし、社会復帰のキッカケとして別の仕事をしてもいいし、
これって社会的にも意義あること。実際に警備員募集にて、そんな謳い文句の警備会社もある。
警備業界の社会的地位は低い。でも、
五体満足ならば誰でも働ける。ので垣根や敷居は凄く低い。人間関係に悩みを持つ、そんな人と一緒に働いて、久方振りの笑顔を見たいものです。
⑤へ
警備員の特性〜とにかく喋るに続く⑤
2025年4月9日記載
最後は『とにかく喋る人』です。
④の真逆となります。とにかく喋りだしたら止まらない。マシンガンのように喋る。一度口を開くとずっと喋り続ける。いつも感心するのです。よくネタがあるなと、こんなに喋れるな、とね…
これも警備員の特性なんです。
考えたら不思議ですよね。でも警備員にはそんな人が結構いるのですよ。もう一度書きます。本当によく喋ります、マシンガンのように…
現場には乗り合わせで行くことが多い。その道中の車内で… とにかくよく喋る。
数人で無言よりも賑やかな方が良い。だからそんな人は重宝されるのです。
ただし仕事中も、どうでもいい事を無線で喋り倒す人もいますが、さすがにちょっとね…
でも人付き合いの苦手な警備員が多い中、重宝される存在であることに間違いありません。
他の仕事の職場にもいますよ。でも警備員の場合は次元が違う。とにかくよく喋る。
ところで世間一般の認識として、
たいていこんな人は仕事ができるのか?と問われれば、答えはノーと言わざるを得ない😅例えその人が真面目に頑張っていても… です。
これは言い過ぎかな😅
何となくの私の勝手な印象です。そして、
これも推測、どうしても仕事に対する集中力が散漫になるから、じゃないかな…
でもどんな職場でも、よく喋る賑やかな人は必要です。職場の雰囲気が良くなるからです。
警備業界でも同じ、何が違うかって?その賑やかさの度合いが桁外れなのである。
とにかく警備員で『よく喋る』人は、異常なほど『よく喋る』のである。ところで…
⑥へ
警備員の特性〜とにかく喋るに続く⑥
2025年4月10日記載
とにかく警備員で『よく喋る』人は、異常なほど『よく喋る』のである。ところで…
④で書いた『人付き合いの苦手な人』も普通の職場にはいないほど苦手である。
つまり警備業界で働く人は、普通の仕事の職場と基本的には同じである。ただし、
どんな性格の人も、強烈に我が強い!
クセも強烈!度合いも強烈!とにかく誰しもが半端ない個性の持ち主なのである。
世間一般の人とは相容れない、強烈な個性の持ち主の集まり、それが警備員に向く資質😅
それは普通の仕事をするには邪魔になり、マイナスになってしまう。所謂『社会不適合者』
でもどこかの道端にて、どんな人でも、
相手にする交通誘導警備員の仕事では、社会不適合者レベルの『強烈な個性』でなければ、することができないし、続けられないのである。
何の権限もない交通誘導警備員。
人でも車でも、誘導を行うためには、
一対一の対応にて、相手に勝つ必要はないが、負けてしまっては誘導できないからである。
欠点が回り回って長所となる。
どんな仕事でもそれは同じ。交通誘導警備では、とにかく『強烈な個性』が物を言うのである。
私自身は全然そうは思わないが、
世間一般の普通の人から見れば、私も強烈な個性の持ち主に、見えるのだろうな😅