交通誘導の頂点(の一つ)

2025年04月25日 00:01
カテゴリ: 警備

2025年4月25日記載

高速道路工事での通行規制は、
交通誘導警備での一つの頂点である。特に都市圏での夜勤の舗装工事は大変である。

交通量が多く工事車両の出入りも多い。その上夜なので危険も割り増し、その分疲れも溜まる。

高速道路専門の交通誘導警備員。普通の道路で警備する人に比べると、真剣味が段違いである。

もちろんどんな警備も真剣ですが…

最近高速道路の夜勤を初めて経験。
警備の仕事に関わり始めて十数年。定年後暇つぶしにとかの爺さんとの、ノンビリ警備に慣れている私には、ちょっとしたカルチャーショック。

交通誘導警備の頂点(の一つ)
ここに有り!との印象を受けました。

様々な手順を踏んでの警備方法。
規制図を観ての資機材準備、業者と打ち合わせ、ネクスコとの連絡、チームワークで資機材の設置、安全第一での作業車の現場出し入れ、作業終了後の規制解除に集合場所にて終礼し解散…

他にも規制車両の写真撮りなどもある。

普通の小さな工事現場でも同じだが、
高速道路の工事現場は、特に規則や決まり事は多く遵守することが求められる。高速道路の運営会社ネクスコは、規則違反に厳しい。それは工事業者やダンプやトレーラーに対しても同様である。

少しでも規定違反があれば、明日から来なくていいよと言われてしまう。なぜか?

全ての自動車が高速走行のために、
常に事故の危険があるからである。実際すぐ側で大型車が高速走行すると身の危険を感じる。

些細な手順ミスが工事を中止にする。
些細な誘導ミスが重大事故を招く。そして些細な不注意が自分の命を失わせる。

交通誘導警備の現場なら何処でも同じ。
でも高速道路の工事には、それなりの警備員でなければ務まらないし、警備会社も行かせない。

給料も数割増しだし、会社内でのステータスも高く、仕事も多く回される。つまり、

高速道路工事での通行規制は、交通誘導警備員にとっての頂点の一つなのである。

*もちろん他にも頂点はありますよ。

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