2025年9月28日記載
⭐PART⑬
ところで多大な損害と悲劇を生む、暴力行為である戦争。その時の勝敗に関わらず、結局はいつしか良き感じに収まってしまう気がします。
様々な争いや対決、競争が激化する。
その解決のために、戦争という暴力行為に発展する。その結果は戦前の状態より良ければそのままで、悪ければまた元の鞘に収まってしまう。
戦争の歴史を紐解いてみる。
例えば戦乱の世を太平の世にした3人の英雄、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。手段は暴力である。
明治以降、日清、日露戦争、さらに中国侵略を目論み領土を拡張してきた日本は、結局は第二次世界大戦に負けて元の領土に戻ってしまった。
圧倒的軍事力で手当たり次第に侵略し、世界最大領土を誇ったモンゴル帝国も、結局は消えさった。ナポレオンやヒットラーも負けた。
中世ヨーロッパ列強国に植民地支配された南米やアフリカや東南アジアも、結局は独立した。
戦争は多大な損害と悲劇を生む。それは絶対的事実であり、してはいけないこと。愚かなことである。インカやアステカなど滅んだ文明もある。
現在も絶えることない戦争。けれど世界は破綻することなく良き方向へ歩みを進めている。それは戦争という暴力行為に左右されることのない、人類の未来への強い意志があるからだと思うのです。
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