晩年ソングの幻影

2025年09月29日 00:01
カテゴリ: 思慮

2025年9月29日記載
 
残りの時間が少なくなった。
夢も希望も未来も見えない…

もう満足感も達成感もある。
自分のことは理解している。

トキメキやキラメクことは、
もうないのかもしれないな…

自分の殻は破れない。
もうこのままなんだな…
ではなくて成長するんだ。
まだ知らない自分を求めて…

苦しいな。そう考えて過ごす日々。
無理なんだ。そんなことは絶対に、

もし成長できるならもうしている。
子供から大人になって数十年。
まだ成長するなんてない。

なかなか身体はついて行かない。
新しいと感じた何をしようとも、
トキメキやキラメキは二番煎じ。
結果も達成感も想定内だろうし、

初めての新鮮さ鮮烈さ、
以前のように味わえない。
たまに過去の良い思い出に、
浸る無感動の日々が続いてく。

気がついたら緩やかな下り坂。
波に乗って上昇しても下り坂。

ならば重ねるだけに縋るよりない。
重ねることは素晴らしい。でも、
同時に閉塞感も重なっていく。

ゴール数やヒット数のように、
必ず衰える才能に縋るのでなく、
人柄や年齢のように〜だけでなく、

*誰にも知られず気にもしない、
*もしくは今まで評価されない、
*自分のダメな所が知らぬ間に、
*良いな凄いなと持て囃される。

あるかもしれない。誰しも期待。
誰しも経験。退屈感プラス閉塞感。

打破したい!突破したいよ!
新鮮で輝く空気を吸ってみたい!

けれど… すでに才能が評価されて、
達成感のある人には訪れないかな…

だから晩年ソングは生まれない。
今までの音楽史が証明している。

つまり*を表現するための、
ヒットソングは生まれない。

だって音楽で成功した人は、
すでに達成感を得ているからである。

*最初ブログの題名は『晩年ソングのエッセンス』でしたが、う〜ん… なんか… こうなった…

記事一覧を見る