2025年12月1日記載
⭐PART㉓
ヒンドゥー教は、バラモン教という古代インドを征服したアーリア人の宗教を母体とし、土着の信仰や風土など、様々な要素が融合して成立しました。
このバラモン教の教義に、カースト制があります。つまり前世の業によって現世の階級が決まり、基本的に他の身分への移動はできないのです。
現世で所属した身分で、良い行いをすれば、来世でより良い身分に生まれ変わることができる。
バラモンは、カースト制の最上位の司祭階級で、宗教的知識的な役割を担います。以下、
クシャトリヤ(:王族や武士)バイシャ(庶民)シュードラ(奴隷民)そしてダリット(不可触民)と呼ばれる最も差別される身分もあります。
ふ〜む… なるほど、そうか!
ここまで書いてそう思った。なるほどヒンドゥー教とは、支配者階級の人に都合良いという訳だ。
教え自体は、以前からインドに土着した信仰と融合して、その神様が登場するから良いとして、
現世での階級は前世の行いで決まり、他の階級には移動できない。なるほど… 都合が良いですな。
だけど当然、世の中は閉塞感が覆い、差別が横行、理不尽な振る舞いが正当化されてしまう。
無論こんなことはインドだけでなく、日本でも世界中でも、近年まで主流の統治体制でしたが…
そんな世の中に反発し登場したのが、ガウタマ・シッダールタ(仏陀)であり仏教という訳だ。
何となくユダヤ教の世界で登場の、救世主イエス・キリストに似ているな。のっほほ〜んと続く。
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