一日クサフグ考えた

2022年03月28日 00:08
カテゴリ: 釣り

2022年3月28日記載

クサフグは本当に厄介である。
とにかく歯が鋭い。キスやチヌ釣りでは、ハリスを切られて針が取られてしまう。

特にキスの仕掛けは被害甚大。
腹立たしい限りである。3本針の仕掛けで1本取られてしまうと、やる気がなくなる。

そしてご存じの通り、フグには毒がある。厄介な上に食べることすらできない。

防潮堤などでは他の魚はいない時でも、クサフグだけはいることが多い。

傍若無人で警戒心ゼロ。目の前に落としたオキアミやゴカイにすぐ食らいつく。

防波堤には干乾びたクサフグがよくある。少しでも減らそうとしているのでしょう。

私はそこまではできないので、
クサフグが釣れたらしばらく放置して、お灸をすえてからリリースしています。

今日はチヌ釣りに来ています。残念ながら釣果はゼロ。クサフグしか釣れない。

釣りをしている間、頭の中はクサフグのことばかりを考えていました。

何かこの厄介者の利用法はないものか?

釣りは終了して帰り支度を終えて、車の中でこのブログを書いています。

なにかないかなにかないか…

干鰯という沢山採れたイワシを干して作った肥料がある。とらふぐの卵巣は、猛毒だが塩漬けや糠漬けで無毒化できる。

クサフグを干して、何年か塩にでも漬け込んで肥料にしてはどうだろうか?

… ふ〜早く帰〜えろっと!
… 家に到着です。

家に着いてもまだ気になる。
ので、フグの毒の成分テトロドキシンを調べてみました。テトロドトキシンの一次生産者は海産の細菌で、フグが食べて体内に貯まるそうです。これを生物濃縮と云います。

テトロドトキシンは、熱や酸にも強い安定した物質で水に溶けてしまう。

つまりフグが死んだら、テトロドトキシンはまた海中に戻ってしまいます。

安定はすれど、いつかは分解する。
だから海中やフグなどの生物内にあるテトロドトキシンの絶対量は変わらない。

テトロドトキシンは毒である。毒は少なければ少ないほどいいだろう。と思う。

だからフグが釣れたら、
干乾びさせて燃やしたら、もしかしたらテトロドトキシンの絶対量を減らせるので、海を浄化にしてることになるかもしれない。

フグの毒テトロドトキシンは、まだまだわからないことが多く解明されていません。

クサフグの良い利用法が確立されたら、
よりベターなのですが、とりあえず海中の毒の量が少ない方がいいとだけ解明されたら…

何の罪もないクサフグを、可哀想だとか思わないで、堂々と干乾びさせるのですが…

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