2022年6月23日記載
大学時代に実家から戻るときに、
飛行機を利用した時のことです。実家は徳島で大学は山形にあります。つまり徳島から山形に移動するということです。
実家に帰ることを、帰省とか帰郷とか言います。でもその逆つまり対義語って、日本語でしっくりした言葉がないらしい。
離郷というのだそうですが、あまり
使わないし聞いたこともない。私の様に帰省の対義語ってなんだろうと、気になって調べる人も多いとネットで書いてありました。
蛇足ですが… 話を戻します。
徳島〜山形を移動するには、
いろいろな方法があります。新幹線や高速バス、青春18切符、飛行機にその組み合わせ。
全ての体験しました。その中で一番快適で楽なのはやっぱり飛行機です。
徳島から東京まで飛行機。新幹線で山形へ
が多かったのですが、一度関西国際空港から山形に飛行機で行ったときの話です。
まずは高速船にて、徳島から関西国際空港へ向かいます。当時の関空は出来たてほやほや。ぜひ行ってみたかったのです。
広大で真新しい建物。中に入るや目に飛び込むは大きなスーツケースに外国人。
流石は国際空港。心ウキアキであります。
私の乗る飛行機は国内線。国内線の搭乗口を目指して案内に従い移動します。
空港内を移動するに連れて、
いつしか大きなスーツケースに外国人はいなくなり、周りはスーツ姿のサラリーマンや旅行中の家族連れへと代わります。
でも相も変わらず、
垢抜けた雰囲気。流石は関西の新玄関口
私の乗る飛行機は山形行。
その搭乗口は、広くどこまでも続く通路からエレベーターで降りた場所にあります。つまり隔離された空間となる。
… とそれまでの雰囲気はどこへやら。
周りは全く垢抜けない人々。
スーツ姿のサラリーマンも何となく垢抜けない。耳をすませば東北訛りの話し声…
さっきまでの高揚感。国際空港にいるという気分は急激にしぼんでいく。
そうか私は…
田舎から田舎へ行くんだったっけ…
そんな話でした。終わり。