気分と景色①
2023年4月27日記載
死の間際に桜の木を思う。
有名な話である。同じ桜の木を見ても、その人の置かれた状況により、見え方や感じ方が変化するというお話だ。
一見ハッとする深い話。でも考えてみれば、当たり前である。もちろん深い話ではある。
人生で全てが順調で、希望や夢に満ち溢れている頃に見る満開のサクラは、まばゆい日々を送る自分自身の生き写し。
死の間際に見る満開のサクラは、やがて散りゆく運命にある自分自身の生き写し。
そんな極端でなくても普段の生活にて、気分や感情は刻々と変化している。同じ景色を見ても、見え方や感じ方は刻々と変化している。
少し視点を変えれば、今の自分の状態を知るバロメータになるという訳だ。
私の場合、それをしたい時、景色ではなく人を見ることにしています。
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気分と景色②
2023年4月28日記載
退屈だ!つまんないなと思っていれば、
廻りにいる全ての人が、退屈でつまんなそうに見えてしまう。我慢だ… つらいな… でも楽しい愉快だ、でも俺はこうなりたい!頑張ろう!でも、
どんな気分でも、廻りにいる全ての人が、
自分と同じ気分をしていると感じてしまう。これが何となく… いや結構楽しいのです。
楽しい時や愉快な時はしません。そんな時は廻りの人など気にもなりません。
つらくしんどい時、嫌なことがあった時、体調が悪い時とかに、私は廻りの人を見て、自分と同じ状況にあると感じるようにしています。
気分が楽になる。気分が紛れる。
だけではない。これがなかなかおもしろい。
楽しそうにしている高校生のカップルを見て、人生お先真っ暗そうに感じてまう。コンビニで、楽しそうに飛び跳ねている女の子を見て、体調悪そうに感じてしまう。
たまにそんなことをしています。
私の座右の銘の一つ
『おもしろければ何でもあり』
不幸で苦痛のみの人生はともかく… マイナスの感情で生きていくことも悪くないな。