収録文章

📝一生に一度は読むべき本
 ⭐Prologue           25年11月26日
 ⭐夏目漱石『こころ』   25年12月25日
 ⭐川端康成『雪国』    26年1月6日

一生に一度は読むべき本
2026年1月6日連載中

⭐Prologue(2025年11月26日)

単調な日々を過ごす今日この頃。

何か面白いことはないものか?もはや手放せないスマホをイジっていたら、ふと目に止まります。

キャンパス大学なるサイトにて、
一生に一度は読むべき日本人作家の本

①こころ 夏目漱石
②雪国  川端康成
③沈黙  遠藤周作
④金閣寺 三島由紀夫
⑤人間失格 太宰治

との紹介記事を見つけました。ふ〜ん…

この世に誕生已来、読書など皆無の私。さすがに有名だ。本も作家も名前は知っている。でも、

全て一度も読んだことがない。勿論この有名作家の他の作品もほぼ読んでいない。夏目漱石の『吾輩は猫である』は少しだけ読んだ記憶がある。

そこで使い道に迷っていたPayPayポイントで、これら一生に一度は読むべき本を購入、読書感想文を書いてみよう!と思い立ってしまいました。

気は進まないが… やってみるか。

早速 Yahoo SHOP で夏目漱石の『こころ』を注文し、本日(2025年11月25日)届きました。

*その後全ての本を取り寄せました。合わせて二千円もせず。これで楽しめるのなら安いね。

書いた以上はやり遂げる!期間は3年… は、さすがに長過ぎるので1年にします。間に合うかな?

⭐夏目漱石『こころ』2025年12月25日

一生に一度は読むべき本と云うことで、その第一弾の夏目漱石『こころ』を読んでみました。

その感想文を書くのですが…

なかなかに難しい。読書前の知識としては明治天皇の崩御と乃木希典夫妻の殉死に関していて、

有名な『こころ』の一節である『明治の精神は天皇に始まり天皇に終わった』も拝読しました。

当時の明治天皇の崩御に対する衝撃に、乃木希典夫妻の殉死に対する様々な意見がある。明治時代を生き抜いた人とこれからの若い世代の人か…

明治の文豪森鴎外は、殉死を感化するような作品を多く書いた一方で、若手気鋭の芥川龍之介は、殉死を時代錯誤だと茶化している。そして夏目漱石は両意見があるのだと客観的に述べている。

小説では、若い真面目な書生と、彼が先生と呼ぶ物静かな中年男性との、風変わりな交流を通じて、崩御と殉死に対する漱石の想いが垣間見える。

*あらすじを書くのはダメなので、でも全体の半分以上が先生が書生に宛てた遺書って… 不思議

私は当時生きていたわけではないので、感覚的にはよく分からない、が正直な感想です。

それより私も云われた記憶がある。

いつの時代でも、最近の若い世代は… という話はあるんですね。そこに私は親近感を抱きました。

*小説では先生が遺書で、自殺する私の気持ちをあなたは分からないでしょう、となっている。

現代社会は変化スピードが早いが、江戸から明治時代への変化も負けず激動で、若い世代に対する感受が似ているイメージがします。さらに、

江戸以前の時代と異なり、様々なことを自由に表現できる最初が明治時代。その初期に今でも通じる身近で普遍的な人間模様を畫いている。

*死期迫る父親の最期を看取るべく。久し振りに顔を合わせた兄と書生の会話とかね。

この小説が百年以上経った今なお、読み続けられている所以でしょうか?こんな感じかな… さて、

話は変わりますが、久し振りの読書に昔の小説なので難しい漢字だらけ、最初は苦痛で苦痛で…

でも慣れてくると、登場人物の心理や感情の描写が、読書が苦手な私にも心地よく響いてくる。

例えばこんな感じ『私はこう言おうとしたが、先生の機嫌を損ねるかなと思って言うのをやめて、その話題には触れないことにした』とかね。

いつしか小説の世界に惹き込まれ、一気に数十頁読んだりと、楽しい時間と相成りました。

不満としては、ユーモア的要素がほとんどなかったこと。でもこのテーマでは仕方ないかな。

⭐川端康成『雪国』2026年1月6日

一生に一度は読むべき本と云うことで、第二弾はノーベル文学賞作家、川端康成の『雪国』です。

その感想文を書くのですが…

これは本当に難しい。読み終えて素直な感想が、何だよこれ… なんです。気分は淀んだ曇り空。冷たい風が吹き付け今にも雨が降りそうです😅

主人公の島村という男、妻子持ちなのに親の遺産があり働かず趣味に生きている。しかも山深き温泉街に来て、若い芸者とうつつを抜かしている。

そんな男女関係を畫いたストーリー。

年に一度ほど東京から旅へ、新潟と栃木の県境の湯沢町の温泉宿に長居、趣味の山登りなどもしつつ、芸者の駒子を愛人にして楽しんでいる。

芸者として宴会を盛り上げて、酔っぱらっては島村の部屋に飛び込んで、時には泊まっていく。

ゆきずりの愛、儚い関係。島村の前でありのままの素直な自分を魅せる駒子。冷たく澄んだ島村の心の鏡は哀しくも美しい駒子の姿を写し出す。

解説には川端文学の美質が完全に開花した不朽の名作とある。でも私には… 理解は難しい。

全てが幻想のように思える。何ともペラペラで安っぽく感じる。ただの遊びじゃない?ってね。

最近でいうパパ活のような… 薄っぺら感。

恵まれない境遇に辛い経験もして、生活のために宴会の舞台を仕事場に、若く容姿端麗で明るい性格に、虚しさや哀しさが覆い被さっても、気丈に生き抜く強い意思を示すその魅力を表現しようと、

山深き雪国の自然の厳しさと美しさ。芸者の華やかな舞台と田舎の観光地で生活していく辛さ。小千谷縮の雪晒しと駒子の女としての美しさ。

どれほど文学的技巧を駆使して、その儚い美しさを表現しようにも、全ては幻想に過ぎない…

それが素晴らしいのだという小説なんでしようね。私にはどうも… イマイチでしたね。

*夏目漱石の『こころ』同様、後半は数十ページ一気読みしたけれど(火事のトコは惹き込まれた)不朽の名作は後半が面白いのかな😁

①女の美しさは男がいないと表れない②女と接するとは包んで安心させて揶揄うこと③女を愛するとは全てを真正面から受け止めること。

お恥ずかしいが私の持論です。島村と駒子の関係には①②はあったが③はない『綺麗は弱く、強くして美しくする』幾ら技巧を駆使しても『綺麗を美しく』は表現できないと私は思いますね。

*あっそういや解説に『結末は畫けずに途中で終わらざるを得なかった』って書いてあったな…