Amebaブログに投稿
シニア大会改革案
2022年3月12日記載
⭐PART①
14年振りの新作です。どんなに感じになるのか分かりません。ゴチャゴチャ前置きせずにさっそく始めてみたいと思います。
書く内容は囲碁のシニア大会の改革です。
まず結論から書きます。21路盤を使ったプロのシニア大会を開くというものです。
イマイチでしょうか?
安直でつまらない印象でしょうか?
まあまあ我慢して読んで頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。
14年振りなんだし… ねっねっ♡
49才のおっさんが書く文章かコレ…
変わらないな〜いつまでも…
もちろんいい意味で?
ゴチャゴチャ前置きしてしまいました。では本題に入ります。
⭐PART②
囲碁のシニア棋戦は、
囲碁マスターズカップ 2011~2019
OVER40 早碁トーナメント 2014~2016
の2棋戦は終了しましたが、今年からテイケイ杯レジェンド戦が始まりました。
いずれもある年齢以上、タイトル獲得経験者等の出場資格があります。
さらに将棋のシニア棋戦としては、
富士通杯達人戦 1993~2014
が行われていました。
また囲碁も将棋も年配の愛好家のために、多くのアマチュアのシニア大会が行われています。
さてどう話を盛り上げたらいいのでしょう?
アマチュアのシニア大会はともかく、プロのシニア棋戦は、あまり成功しているとは言えない状況に感じます。
⭐PART③
プロ棋士が、その持てる能力を最大限発揮できるのは40歳代くらいでしょうか。
66歳で王座になった藤沢秀行名誉棋聖のような方もいますが、年齢を重ねるにつれて、成績は下降の一途を辿ることになります。
かつてタイトル争い、棋戦上位を賑やかせていた名棋士に、もう一度スポットライトを… それがシニア棋戦のコンセプトだと思います。
参加棋士も解説者、聞き手や関係者、
そして観客もそういうまったりとした雰囲気の中にいる感じです。
「懐かしいですね」「両者はよくタイトル戦を戦いました」「あれは名局ですよ」…
対局は真剣です。当たり前です。プロ棋士だし、賞金も名誉もかかっている。
でも過去の実績は一級品でも、ファンなら現在のその棋士の成績も知っている。
素晴らしい棋戦だと思う。でもタイトル戦や一般の棋戦はもちろん、若手の棋戦に比べても、盛り上がりに欠けると云わざるを得ません。
⭐PART④
スポーツのシニア大会はあります。
特に有名なのはゴルフ。日本のシニアツアーもありますが、なんと言ってもアメリカのPGAツアーチャンピオンズ。
1980年から続く50歳以上の男子の大会で、今年2022年の賞金総額は6200万ドル、約70億円で史上最高額となる。
まさに桁外れ。そしてプロのシニア大会は、ゴルフが発祥だと思います。
野球や陸上のマスターズ大会もありますが、プロのシニア大会はやっぱりゴルフです。
そしてぶっちゃけて云えば、
囲碁と将棋も含めて、他のプロのシニア大会はゴルフの真似、二番煎じだと思います。
…ね。14年振りだから… 多目に… ね…
え〜と… 調べるのが面倒なので範囲を狭めて… 囲碁と将棋、ゴルフに共通するもの。
どれも年齢を重ねても、無理なく気楽に楽しめる遊びであるということ。
頭を使う、体を動かすこと。
加齢するに連れ必要となることを、そう意識することもなく遊んでるうちにできてしまうこと。もちろん他にもありますよ。
⭐PART⑤
ちなみに私は年に何度かゴルフをします。
スコアは100くらい。ベストは88。結構練習したけどなかなか上手くならない。
かつてシングルの80歳の親父に敵わない。
諦めかけてはいるけれど、くやしいからもう少し頑張ろうと思います。
ゴルフのシニアツアーの場合、レギュラーツアーに比べて距離が短くなります。
若い頃に比べて飛ばなくなるからです。
一般のゴルフ場でも年配の人は、前の方から打つことができます。
飛距離が落ちるとスコアも悪くなる一方。
それではつまらなくなってしまう。コースの距離が短くなるハンデを得ることで、長くゴルフを楽しむことができます。
女性の場合も同様で、プロの試合でも男性より短い距離でプレイします。
プロもアマチュアの大会でも、
この年齢や性別や年齢による飛距離の差に合わせて、コースの長さを変えています。
これにより様々な人が、
いい加減なスコアを争う事ができる素晴らしいシステムだと思います。
⭐PART⑥
ではこれを囲碁に応用する…
しようと思えばできます。碁盤を小さくはできませんが、コミや置き石でハンデをつけることは一応可能です。ただしこれはアマチュアゴルフにもある実力差によるハンデキップ。
女性だけとか年齢別の大会はありますが、アマチュアの大会でもプロの世界でも、対局する時にハンデはありません。
ゴルフのようにスポーツの世界だと、男女の体格差や年齢による体の衰えは分かりやすい。だからハンデを受け入れやすい。
囲碁や将棋の場合は頭脳を競う。
頭脳の男女差や年齢による衰えは分かりにくい。というより、認めたくない。成績の違いや成績の低下を性別や年齢のせいにしたくない。ハンデなど認めたくないのです。
ここで男女差と将棋は置いといて、シニアとゴルフと囲碁だけに話を限ります。
ややこしくなるから…
ゴルフの年齢による体の衰えは受け入れやすく、囲碁の年齢による頭脳の衰えは受け入れ難い。
つまりゴルフのシニアツアーは、
ある程度盛り上がり、囲碁のシニア棋戦は、あまり盛り上がらないということになります。
あぁ… 疲れた…
⭐PART⑦
ゴルフの話をもう少し… 結構好きなので。
シニアのことを考えていると、頭に浮かぶ方がいます。徳島の生んだ郷土の英雄ジャンボ尾崎こと尾崎将司。
国内ツアー94勝。長らく日本ゴルフ界をけん引したレジェンドです。特筆すべきは全盛期が40才を超えてからだったこと。50才を過ぎてからも勝利を重ねました。
「シニアツアーは出ない」と公言。
ついに一度もシニアツアーに出ることなく、最近までレギュラーツアーに参戦していました。
しかし如何にジャンボ尾崎でも、年齢による衰えは隠せず成績は下降の一途。
55才を最後に勝利はなし。ここ数年は予選通過もなく、去年ついに引退を決断しました。
囲碁の話を書いているのに、ゴルフの話ばかりしている。それは囲碁とゴルフは、年齢による活躍の具合いが似ているから。
共に20才前後から活躍。
若さ爆発!25才くらいで1度目のピーク。その後やや下降。経験を武器に40歳くらいに2度目のピークを迎える。
その後は波はあるものの、成績は下降の一途をたどり引退と相成ります。
若い頃にが開花する才能は必ず衰える。
当たり前のことですが、考えてみると何とも切なく感じてしまいます。
⭐PART⑧
ゴルフのシニアツアーは、50才代で3度目のピークを得られるように開設されたもの。
でも年齢制限がある。コース距離が短い。
でもツアーで活躍できる。年齢による衰えを活躍する間に納得し、満足して選手人生を終える。大変意義のある素晴らしいツアーだと思います。
囲碁のシニア棋戦も同じような意味合い。一定の成果を上げていると思います。
でもゴルフのそれに習ったもの。
二番煎じ感は否めない。
だからと云ってダメじゃない。
そう… ダメじゃないのです。
でも… したい。
私はどうしても余計なお世話をしたいのです。
では書きたいと思います。
結論は最初に書きました。21路盤を使ったプロのシニア大会を開くというものです。
ではなぜ21路盤だと盛り上がるのか?私の考えた空想上のシニア棋戦予測です。
⭐PART⑨
⑥にて年齢による衰えは、身体能力に関しては認められやすく、頭脳に関しては認めたくない傾向にあると書きました。
年齢による衰えは当然リンクするもの。頭脳も衰えます。囲碁棋士の成績も下降の一途。
まだまだ若いやつに負けないと思っても、現実は厳しい。かつてのタイトル経験者が、予選で若手女流棋士に負けてしまうなんてよくある。
私は現在49才。身体の衰えは確かに感じます。食事や生活習慣を改善したり、運動もしなければと少しづつ実践しています。
だけど頭脳の衰えは、確かに気にしたことがありません。時々頭の中でちょっとした計算しようとして「あれ?」と思うことはあります。
でもそれで頭脳の衰えを認めるか?
と言われば別に思わない。忘れ物も結構ひどい。でもそれは昔から。中学生の頃のアダ名は『忘れ物のチャンプ』だったし… おっとっと
頭脳の衰えは、認めにくいから余計につらい。
どうすればいいか…
かつてタイトル戦常連の、囲碁界の顔である超一流棋士の自尊心を回復させる方法は…
⭐PART➉
全盛期を過ぎた棋士には、その先何もないのだろうか?過去の栄光しかないのだろうか?
私はあると思います。
『囲碁を極めた』という事実…
『19路盤の囲碁』を極めたとも言える。
そんなことはないけれど… でも!
ならば立ち止まることはない。その先に進んだらいい。その資格がある。つまり21路盤で公式戦を対局できる資格を手に入れたのだ。
こんなキャッチフレーズでしょうか?
もし21路盤のシニア棋戦ができたとして…
参加棋士たちは普段通りの威風堂々。かつピリピリムード。かつてのノスタルジックな雰囲気など全くしない。
19路盤を極めるなんて絶対に無理。
だけど幼い頃から囲碁の修行、研鑽を積む。強さだけがまかり通るプロの世界で結果を残し、名誉も名声もお金も手に入れた。
強くなるための凄まじい努力。
得られた歓喜。達成感。
そして年齢による衰え…
勝てなくなる苦しみ… 酸いも甘いも経験した。
だからこそ立てたこの舞台。21路盤で公式戦を対局できる資格。今タイトル戦線を賑わす打ち盛りの棋士達にこう云える。
「まだまだ青いよ。君たちは」
ゴルフのシニアツアーはコース距離が短くなる。囲碁のシニア棋戦は逆に広くなる。斬新である。二番煎じなんて言わせない。
見てみたい!実現したらいいな。
*囲碁については一旦終わります。書きたいことは書けました。またネタがありましたらお会いしましょう。2022年3月12日記