収録文章

📝闇鍋  07年2月4日
📝夜の山道ドライブ  07年2月12日
📝さかな大好き!  06年12月13日
📝ノーベル賞  08年4月29日
📝福祉の理念の理解について  08年9月20日
📝仕事とは?  09年3月12日
📝悩まない罪  22年7月11日
📝ヘンテコ業界用語  24年6月24日
📝新型コロナのワクチン接種  24年8月18日

闇鍋
2007年2月4日記載

⭐PART①

闇鍋とは、参加者が持ち寄った食材を、
鍋に入れて最終的に電気を消す。鍋が見えないために、何をつかむか分からない。そして一度つかんだ物は、絶対に食べなければいけない恐怖を楽しむ。というものです。

私は一度だけ闇鍋をしたことがあります。

鮮明なる記憶。ケタケタ笑い。
薄っぺらな思い出。後悔の念。食べ物に対する罪悪感。後に残った空虚感。これが今となって思う闇鍋に対する私の感情である。

大学4年生の晩秋だったと思います。
就職や進学が決まり、サークルのみんなで集まろうということになりました。

メンバーは5人。内2人は遅れて来るということだったので、私を含めた3人で、鍋でも作ろうということになりました。

北国の地方大学であったため、
鍋をすることは結構ありましたが、進学就職も決まり、久し振りにみんなで集まったことで、ハイテンションだったのでしょうか。

誰とはなく成り行きで、闇鍋でもしてみようかということになりました。

さっそく近くのスーパーへ行く。
最初は普通のにしよう。食べれなかっら困るからと、まずはおでんの材料を購入。

そしてそれとは別に、闇鍋用の具材を1人3種類づつ買うということになりました。

私は魚と野菜と果物にしようと、サンマとキュウリとバナナを購入しました。

さすがにこれはやりすぎかな。とか思ってニコニコしていたのですが、残りの2人は…

食べれなかったら困るから… 当たったなんてもんじゃない。まさかあんなことに…

⭐PART②

ここで『残りの2人』の簡単なご紹介。
1人はG君。もう1人はS君という名前。

闇鍋の舞台となった場所は、
G君のアパートでした。G君の部屋は広い!というか物がほとんどないのです。

コタツに小さな本棚の他には、
でっかいテレビと、プレステなどのゲームとそのソフトが転がっているだけ。いつもみんなの溜まり場になっていました。

「いいんじゃない」「フ~ン」「あそ〜お」「どっちでもいいよ」というのが口癖のポカ~ンとした性格。ゲーム以外には無頓着。

小学生の時『ウメボシ食べてスッパマンごっこ』と称して、一度に30個食べて、気持ち悪くなって入院したという逸話の持ち主。

少し変わり者。でものんびりした性格。周りのみんなをホッとさせる存在である。

もう1人のS君はおもしろい?ヤツである。
彼と私はお笑い好きという共通点があり、よくファミレスなどで、内容なしのバカバカしい話を数時間したりしていました。

北陸の新潟県出身。でも大学時代は、
私に影響を受けて、関西弁モドキを喋っていました。私は徳島出身なので、正確にいうと関西弁モドキのモドキである。

関東近辺の会社に就職。
職場に関西出身の先輩がいて、関西弁モドキは喋りたくても、恥ずかしくて喋れない。

そこで一計を案ず。サモその先輩に、
影響を受けたかのように見せかけて、徐々に関西弁?を喋れるようになった… そうな。

見た目はさっぱり。例えると、
実写版ミッキーマウスの出来損ない。なのに大学時代の一時期、キムタクに憧れ髪を伸ばす。クセ毛で頭爆発!輪ゴムで止める。

就職してすぐ買った自慢のホンダの車。
オートマだったことを周りから、散々言われて1年後、同じ車のマニュアル車を購入。

S君とその車で首都高をドライブ。
その時、車中で聞いていたCD。家に帰ってから見たCDTVの最新アルバムチャートベスト10のうち、8枚をドライブ中に聞く。

とにかく、いろいろなことにすぐ影響を受けてしまう男である。またとにかく、女性にモテナイというカナシイ共通点もあります。

⭐PART③

さて本編に戻ります。
買い物を終えて、G君のアパートに行き、まずはおでんを作って食べました。

と言っても、材料を適当に入れて、
即席のおでんの元を入れるだけ。味の方はまあこんな感じというものでした。

「さぁ闇鍋、闇鍋」

ナンダカンダで変に盛り上がります。
G君の部屋は、カセットコンロがないので、1人ずつ台所に行き、各々の材料をおでんの残りに入れるという方法を取りました。

鍋はふたをして、弱火の状態。材料を入れる時だけ台所の電気を消しました。

最初に私。そしてS君、G君の順番。
最後のG君が部屋に戻ってすぐ、3人で顔を合わせます。みんなニタニタ笑っている。

「どんなん出来るんだろうな~」

ここでG君の一言が我々を凍りつかせる。

「あのさぁ、プラスチィックって体に悪い
 んだっけ?」

「ああ~ん!アホか!お前!そんなもん喰
 えるわけないだろ!!」

「どういうこと?プラスチィックって!」

「いやさぁ、卵豆腐入れたんだけどね。形
 崩れるんじゃないかと思ってね。だから
 さぁ、そのまんま入れちゃった」

「あかんよ!そんなん!だめだめ。頼むよ
 勘弁してよ!」

「ふ~ん。ンーじゃあ、取ってくるよ… 」

G君は慌てる素振りも見せずに台所へ。私は急に不安になり、S君を見ます。

「… お前も変なモン入れてないだろうな」

S君は、G君のプラスチィックにはさすがに驚いていたのに、すぐ立ち直り、不安で仕方のない私を見てニタニタ笑っています。

「だいじょうぶかな~」

私は本当に心配になりました。その数分後、それは現実のものになってしまったのです。

そしてその時!歴史は動いた!
え〜と… 平成7年の11月ぐらいかな?

⭐PART④

ナマゴミ… 生ゴミ?生ゴミの臭い!?

台所からトンデモナイ臭いがします。冗談ではなく本当に、生ゴミの臭いがするのです。

出来たての生ゴミの臭い。

「ちょ!まっ!なんだこの臭い。え~?」

私は目を丸くしながらS君を見ます。

「オマエ!なに入れたん!」

S君は私の方を見てニヤニヤしています。

「これはあかんよ!」

私は急いで戸を開けて台所へ行く。ものすごい臭いである。思わず手で鼻を押さえる私。

どうにか近付いて、オソルオソル鍋のフタを開ける私。こりゃまたびっくり玉手箱!!

むらさき?ムラサキ??紫!?

ドロドロのどす黒いムラサキ色。
魔女の毒薬鍋みたいに、表面はブクブクと大きな泡が立っています。そして鍋の中央には、得体のしれない木の枝らしきものが…

「お前… なに入れたん?」

ニヤニヤしているS君に、私はあきらめに近い心境になるも、冷静さを装い尋ねました。

「ぶどう」

「ぶどう!ええかげんにせ~よ!オマエ!
 どうすんねん!これ!」

「いや~ぶどうの実がこんな感じになると
 は思わんかった。はっはっは」

オタマで鍋をかき混ぜると、ぶどうの皮のようなものが湧き上がってきますが、実として原型のあるものはありません。

「全部溶けてなくなってるやないか!」

「ヒャハッハッハ」

そんなこと指摘したってショウガナイ!分かっちゃいるけど、なんだコリャ!

⭐PART⑤

闇鍋のルールは、電気を消して、
真っ暗の中、一度つかんだ物は絶対に、食べなければならないとなっているのですが…

「こんなモン!電気消して食べられへん!
 危なすぎるわ!」

それ以前の問題。食べる気にならない。
でも食べ物である以上、捨てられない。とりあえずは食べてみることにしました。

コンロの火を消して、鍋を部屋に持っていくだけでも鼻が曲がるようなニオイ!

オタマで魔女の毒薬鍋をかき混ぜる。
途方に暮れる香り!ムラサキの表面に、得体の知れないモノが浮かんできます。

「ヒャハッハッハ」「これすごいね」

「とりあえず喰わなしゃ~ない。食べんか
 ったらバチ当たるからな」

私は自分の入れたサンマの切り身を、
食べることにしました。口元に持ってきて、しばしの躊躇。スッゴイ臭い!でも覚悟を決めて、意を決して食べました。

「… ん!ま~喰えるやん。口の中入ったら
 臭わへんで」

ホッと一息。でもまだ1個だけ…
思いやられる自問自答。なんで?どうして?なにがどうして?こうなったのか…

「これすごいね」

そんな私の横で、G君がオタマでワンタンをすくって見せてきます。紫のワンタン!

「ヒャハッハッハ」

こんな感じで、このオゾマシイ魔女の毒薬鍋パーティーはしばらく続きました。

世にも最低なこの鍋パーティーの最中に、
残りの2人も遅れて来たのですが、チラッと見ただけで鍋には一切触れず、

鍋から一番離れたテレビの前に座り、
我々の方は一切見ずに、2人でなにやら進路のことなどを喋っていました。

5人はもちろん仲が良いのですが、
この2人は我々に比べて常識人。ノリは悪くはないけれど、さすがにこの魔女の毒薬鍋には、ついてこれなかったようです。

⭐PART⑥

G君の活躍は目を見張りました。私の入れたバナナやキュウリをパクパク食べます。

「けっこう食べれるよ」

私も頑張りはしたのですが…
強烈なニオイにダウン寸前!おでんの残りのムラサキの大根を見て、戦意喪失です。

そこにとどめの一撃!

私はサンマにキュウリにバナナ。G君はワンタンに卵豆腐にビーフジャーキー。

それは確認できたのですが、S君の入れた具材がぶどう以外に見つからない。

「お前ぶどう以外になに入れたん?」

おそろしい答えが返ってきました。

「なにって?えーと… サケフレークとパジ
 リコ入りのバター」

サケフレークにパジリコ入りのバター!?
それにぶどう!!

ナンダカンダ文句を言いつつも、
この瞬間まで私は楽しんでいた。この言葉を聞いた途端、私は力が抜けてしまい、むなしさが漂う空虚感に浸ってしまいました。

俺は… こんなやつらと… 青春時代の貴重な4年間を共に過ごしたのか…

一瞬だけど本気でそう思いました。

もちろん今もいい友人であり、
1年前に4年振りに電話をしても、前と変わらず話が弾みます。持つべきものは友!

なんだけれど… さすがにこの時はね…

「全部溶けてなくなってるやないか!お前
 が入れたんは、鍋の具材じゃなくて調味
 料だろ!」

あまりにも呆れ返ってしまい、私も何を言ってるのか分からなくなる。

「だってさ~ぶどうがこうなるとは思わん
 かったから」

「え!あ~鍋にぶどうの実がプカプカ浮い
 てるのを想像してたんか?」

「そうそう」

「はっはっはっは……..もう食べられへん!
 どうすんねん!これオマエ!」

「ていうかね。ニオイの原因は、俺はサン
 マだと思うんだけどな~」

「はっはっはっは… この期に及んでなに言
 うてんねん!百歩譲ってニオイの原因が
 サンマだとしても、ムラサキの鍋って見
 たことあるか?」

「ヒャハッハッハ」 ……….......

⭐PART⑦

この後S君と何年かに一度は、この闇… じゃなく毒薬鍋のニオイの原因の話をします。

サンマだ!なんでやねん!ぶどうだ!

鮮明なる記憶。ケタケタ笑い。
薄っぺらな思い出。後悔の念。食べ物に対する罪悪感。後に残った空虚感。これが今となって思う闇鍋に対する私の感情である。


それでは、このオゾマシイ….もはや『魔女の毒薬鍋パーティー』の結末をどうぞ!

「これどうする?捨てるったってどうすり
 ゃいいねん?」

そのとき私とS君のやり取りを、隣りで静かに聞いていたG君が突然立ち上がり、なにも言わずに鍋を持って台所の方へ…

「えっ!どど… どうすんの?」

G君は言葉を発せず、機械のような動き。
台所の隣のトイレのドアを開け、便器の中にムラサキの液体をドバドバドバ……..

レバーを引く。ジャ~….終了!!

グルグル廻りながら、便器の奥に消えていくムラサキの液体を、私は一生忘れない。

もうこんなこと二度としない!


夜の山道ドライブ
2007年2月12日記載

⭐PART①

私は車でドライブすることが好きです。
近場を走ることが多いのですが、人里離れた山の中まで行くこともあります。

今年の夏のことでした。
休みの日の夜に、徳島県の最高峰である剣山という山までドライブしました。

往復150㌔以上。4時間以上。暇つぶしにしては、なかなかのドライブでしたね。

ある集落の細い道を走っていた時、一台の車がライトを付けて停まっていました。

通り抜けられるが少し狭い。私はその車の少し後方で停車して待つことにしました。

でも前の車は停まったまま。
仕方なく横を通ろうとした時、前の車のライトの照らす車道に野ウサギがいます。でも私の車に驚いて逃げてしまいました。

あっそうか!だから停まっていたのか!
この車の人に悪いことをしたかな… なんて思いましたが、仕方がありません。

それよりも野ウサギなんて、
街中に住む私には見る機会がないので、なんとなく得をした気分になりました。

また見たいなと思って、それからは辺りを気にしながら走ることにしました。

⭐PART②

真っ暗な夜道は車の中にいても、
辺りで何かが動いたような気配がすると怖いものです。でも動物がいるかもしれないと思うと、そんなことは吹っ飛んでしまいます。

何か動物に出会さないかな。少しワクワク気分になって、周囲に目を光らせます。

ところで剣山の周辺には、ツキノワグマが生息している。出会すとヤバいかも。でも最初に見たのが、野ウサギだったので… ね。

さてしばらくドライブ。ついにその時が!
道路工事で使う重機が置いてある道沿いの空き地にて、動物を見つけました。

あっ!あれは… リスかな?

停車してライトをリスに当てます。
しばらくこちらの様子を見ていたリスは、さっと暗闇に姿を消しました。

今度はリスか。おもしろいな。

その後も何匹かリスを見つけました。最後に見たリスがとてもおもしろかった。

道路にいるリスは逃げる時に、
アスファルトの道路をしばらく走り、サッと山に逃げこむのですが、そのリスはずっと道路を走り続けたのです。3分間くらい。時速は30㌔ほども出ていました。

追っかけている途中から、かわいそうになってきたのですが、細い山道の下り坂で、時速30㌔だといいペースメーカーになる。

そして全力で逃げるリスの後ろ姿は、何とも言えず健気でかわいいのです。

急カーブの所で、ようやくそのリスは山の中に消えていったのですが、しばらくその場に車を停めて、余韻に浸っていました。

さらにしばらく後、シカを見ました。りっぱなツノを生やしたオスのシカです。

これも良かった。出会した瞬間は、
大きくて少し怖かったのですが、10㍍ほどの距離でしばらくこちらを見ていたシカは、スッと林の中へ身を隠していきました。

⭐PART③

この野生の動物たちとの出会いに、私は心トキメク気分になりました。

そこで秋になってから、まず国道で三好市の大歩危まで行き、そこから山道に入り、剣山を経由して徳島に戻るという、夜の山道ドライブを敢行することにしました。

往復230㌔以上、8時間以上。もはや小旅行であります。ホントに暇ですね~

最初に登場した動物は、山道に入ってすぐのことで、何とイノシシでした。

道にいたイノシシは私の車に驚いて、
猛スピードで逃げて、藪の中に飛び込んでいきました。徳島県はイノシシが多く生息。畑を荒らすなど被害も多いそうです。

次に出会したのは、タヌキでした。
タヌキは他の動物と違って、車に驚くのは同じですが、猛ダッシュなどしないで、いた場所からスッと山に逃げ込みます。

次に出会したのは… タヌキ。
さてその次は… タヌキ。タヌキばっかり。

最初はうれしかったのですが、こんなにいっぱい見ると、どうでもよくなります。

ん!何だ?またタヌキか…

付近は山の中だけど民家の多い場所。そんな所にはタヌキが多くいるみたいです。

おっ!何かいる… タヌキとは違う。何だ?

シルエットが違う。明らかにタヌキとは違う動物に私は興奮しました。しかし…

あら!な〜んだ。ネコか…

タヌキに混じってネコ。ガッカリである。
リアクションもイマイチ。いた場所からゆっくり移動。私の車をジッと見てるだけ。

結局最初の1時間で見たのは、イノシシにタヌキにネコの三種類。イノシシは良かったけれど、リアクションがイマイチだな…

そのうちに民家もなくなり、他の動物に出会わないかと、私の期待は高まります。ついにその時がきました。野ウサギです。

野ウサギのリアクションは、
リスとタヌキの中間ぐらい。サッと山の中に身を隠すものもいれば、道路を猛ダッシュでしばらく逃げるものもいます。

見ていて楽しい気分になります。

そのうちにリスも混じってきました。リスのリアクションはやっぱり最高である。

タヌキとネコはややイマイチ。
イノシシはさすがに少し怖い。もちろん出会えばうれしいですよ。リスと野ウサギは素晴らしきパフォーマー。私は酔いしれました。

結果として遭遇した動物は、
イノシシ1匹、タヌキ7匹、ネコ4匹、野ウサギ7匹、リス5匹となりました。

2時間半くらいで、この数はなかなかでしょう。大満足の夜の山道ドライブでした。

⭐PART④

野生動物との遭遇は他にもあります。
大学時代に、私はサイクリングクラブに入っていました。大学のあった山形や北海道や九州を、自転車で走っていました。野生動物と出会した経験も結構ありました。

⭐PART①〜③ 以外ではキツネやサル、そしてカモシカも見たことがあります。

北海道では、野生のキツネやリスやシカによく出会したし、牧場の牛もよく見ました。また九州の都井岬では馬を見ました。

牛や馬は道路のすぐ近くまで牧場で、
間近で見ることができます。牛は徳島では牛舎に飼われているので珍しかった。

また都井岬の馬は、牧場ではなく道路にいた記憶があります。その時に初めて『馬並』ってヤツを見ましたね。しかも間近で…

ただし野生の動物との遭遇は、
良い思いをするとは限りません。カモシカと初めて出会した時、私はがっかりしました。

ここで質問です。みなさんはカモシカってどういうイメージがあるでしょうか?

切り立った断崖絶壁を、ピョンピョンと軽やかにジャンプするイメージでしょうか?

私もそうだったのですが…

見た場所は田舎の道路沿いの畑の中。
正確にはよく覚えていないが、山形県上山市と高畠町を結ぶ県道だったと思います。

見た瞬間ブタかと思いました。
お尻を向けて、ゆっくりのっそりと奥の林の方へ歩いていました。灰色っぽい毛並み。何ともみすぼらしくも感じました。

私は自転車を停めてその様子を凝視。
あれは?もしかして… と思う反面、そうであって欲しくないとも思いました。

イメージが崩れてしまう。でも、

私の思いはもろくも崩れ去りました。
私に気が付いたカモシカは、動きを止めてゆっくり振り向き私の方を見ました。

やっぱり!カモシカだったか…

⭐PART⑤

初めてみた特別天然記念物のカモシカ。
角がカッコいい!でも… うれしいけど、何ともなくの残念な気持ちの方が上回る。ゆっくりのっそりのスローな動き。イメージが…

見つめ合う私とカモシカ。その刹那、
私は心の中で、こんな願いをカモシカに伝えたのです。そんな記憶はありませんが😁

やぁカモシカ君!今までは水に流すよ…
突然だったからね。分かってるって!これからが本番なのでしょう?私の期待通りに、ピョンピョンってジャンプしてくんない。

私のこの切なる願いもむなしく、カモシカはゆっくりと顔を戻して、再びゆっくりのっそりと林の中へ消えていきました。

滅多に見られないカモシカを見た!
のに、期待外れのあの仕草。しばらくの間、私はその場に呆然と立ち尽くしていました。

あ~あ… 見なきゃよかった。

*今考えてみたら、そのカモシカは、私を見ても全く驚きもしない。堂々とした態度に思う。さすがは『カモシカ』なのでしょうか。

*ちなみに偶然ですけど、つい最近カモシカを目撃しました。場所は徳島県神山町と川島町を結ぶ国道193号線。峠近くの狭い山道。

*カーブを曲がったすぐ先の道路上に、
突然現れたカモシカ。徳島にもカモシカがいるんだ!とまず驚く。かなり大きかった。

*停めてスマホで… は無理だろうな。
とか思っていると、やはりこのカモシカも驚きもせず、スッと山の中に消えていきました。

*カモシカとシカとタヌキ。
カモシカはシカに容姿は似ているが、人と遭遇した時の態度はタヌキとそっくりである。

*何だ… この結論。2024年8月13日記載

さかな大好き!
2006年12月13日記載

私は魚が大好きである。
肉も好きだが、脂身が苦手だ。唐揚げなどで脂身がカピカピだといいけれど、煮たり炊いたりの脂身はどうにもこうにも…である。

その点、魚は苦手なものが一切ない!な~んでも食べる。おいしいな~さかなは!

ということで、私が好きな魚料理をご紹介しましょう。ン~ワンダフォ~!

焼き魚!私はさかなは焼き!
が基!本だ!と思ってま〜〜

な~つっても!アユの塩焼き!これ最高!
養殖ダメダメ!天然!これこれ!

子供の頃↗父親↘釣ってきた↗アユ↘塩焼き↗うまかったな↗イヤー!

アユはスイカ↗香りがする↘別名が香魚なんだって!これってホント!フシフシ不思議!

背中をガブリ!この一口目≪これがうめ〜!ほかのトコもうま〜い↗あ~たりまえ~

きもっ肝↘↗ま~喰える〜フゥー!
最後に内蔵んトコの→薄〜い腹の身ペラっペラ!苦味チョイ〜香ばし〜い→う!ま!さ!

釣りたて↔天然アユ↔塩焼き!
な~んつっても!これ1番!いぇ〜い!

ヤバイヤバイ!オサエロ!んーー

次は太刀魚!これもいいね~
なんと言っても味が濃い!いぇ〜い!でも骨が多くって、これやっかい!

内臓の黒い皮は、う~ん気持ち悪いね~
その中にたまにある卵!これはあんまりうまいとは思わないな~って!

焼いた太刀魚はうまいっちゅ?

レッツ!次!チヌの塩焼きもグット!
釣ってきたのが最高!半身は刺身で残りを骨ごとぶつ切りにして塩焼きに!

すぐに食べずに冷蔵庫へ!次の日レンジでチンして食べる!水分が抜けて最高にうまい!

なかなか釣れないのがネック!レス!ん?

他にもサヨリ!サンマ!ブリ!塩サバ!アジの開きetc!もちろんうま〜い!

最後に『ぼうぜ』という魚をご紹介!一般的にはイボダイという名前!

フナみたいな海の魚!パッと見はとてもうまそうには思えない!けど最高!

太刀魚に似た味。味が濃い濃い!小骨が全く気にならない!食べやすいね~ワォ~!

チト生臭いが気にもなんない!

一匹でごはん一杯は絶対いける!!
…ん!… そうか… 以上… ↘↘↗↗

煮付け!これも〜いいな~セイヤ~!!

カワハギ!メバル!カレイ!サバの味噌煮!ブリ大根!もちろんうまい!

しか~し!グレグレグ〜レ!である!
もちろん釣ってきたやつ!これ最高!

煮付けはさかなの身を全部食べれ〜る!
グーググー!頭と骨に付いた身!全〜部ホゼ食って食べる!うま〜いって!貧乏くせ~!

釣りたてに比べりゃ!スーパーで売ってるのなんてイマイ〜チ!だぴょん!

天ぷら!いいね~柵っ浮葉ぁ銃紙ぃ〜

キス!イワシ!アジ!いけるね~!
でもでもでもでも!ハゼ!これが一番!もちろん釣ってきたやつ!サクット衣!中身はうま味たっぷりジュウシ~!キュ〜☆

独特の?泥臭い?におい?ノンノンノン!
ヤ♡ミ♡ツ♡キ★

最後はアジのお寿司に南蛮漬け!

うまいね!もち!釣ってきたや~つ♪
アジのお寿司は最高!何とな〜く高級感!

南蛮漬け〜カモ〜ン!
小さい〜のはあんまり浸けないのがいい!大きいの〜はたっぷり浸けているのを!骨〜も尻尾〜も固いトコロもバリバリ!バリッと!

喰う!喰う!喰う!……あれ↗ま?!
口の中を切って↘血のにおい?最高!!!

いや~さかなはいいね~さかな!サカナ!魚!差かな!肴!鎖かな?


以上!ハイテンションで文章は書けるか?でした~~ハァハァ… 水うめー… ハァ〜

今度はピカソの絵のような文章は書けるか?に挑戦してみようかな!

*誰か私の代わりに編集してくれないかな。普通に書いていたらつまらなかったので、昔の私はハイテンションにしたそうです。
2022年2月12日記


ノーベル賞
2008年4月29日記載

ノーベル賞は「ほしいな」
と言えば貰える物ではありません。この賞を貰うには、人々のためになるすばらしい功績を遺さなければなりません。

そしてノーベル賞がほしいために頑張った人で、貰った方はいないと思います。

私はどうせ生きるなら、多くの人に認められたいし尊敬されたいと思っています。そしてノーベル賞を貰いたいと考えています。

必ず取ってやる!そのような心境です。

そんなことを考えている上に、ホームページに書いている。私はノーベル賞を貰うことは絶対にないのでしょうか?

*ネタがないので、メチャクチャ書いています。ので、あしからず。

ほしいですね~ノーベル賞!
ノーベル賞にはいろいろ種類があります。
『究極の取らぬ狸の皮算用』
どれがいいかな〜

物理学賞!化学賞!生理学医学賞!文学賞!平和賞!経済学賞!の六部門!

とりあえず最初の三個は、
私にはもう無理なのであきらめる。経済学賞もありえない。興味ないので。なので残ったのは文学賞と平和賞となります。

*ネタがないので、メチャクチャ書いています。ので、あしからず。

ノーベル文学賞か~私の文章力もなかなか捨てたものではない。以前、徳島新聞の読者投稿に3度も掲載された実績があります。

このホームページにある【納得できる人生、犬との交流、木工家具職人】です。

しかも5回投稿しての3回です。高確率!

でもどうでしょうか?みなさん!
短文紹介の文章を読んで私はノーベル文学賞を貰えると思うでしょうか?

シンキングタ~イム!
って無理でしょうね~はっはっは!

考える価値もない!どう考えても無理!あなたはなにを言ってんの?となります。

*ネタがないので、メチャクチャ書いています。ので、あしからず。

結論としては私もみなさんと同じです。でもその理由はみなさんとは少し違います。

私がノーベル文学賞を貰う才能がないと誰が言えるでしょうか?それはみなさんも同じ。誰にでも可能性は少なからずあります。

「絶対に無理」と思うのは自由です。

でもそれは自分の尺度で考えたこと。
それを他の人に強制することは、してはいけない行為だと私は思います。

『ゼロではなくてほぼゼロ』なのです。

人生の大半を占めることになる、
ありふれた生活を過ごす中で、こんな風に思っていると、なんでもないようなことでも、ほんの少しだけ楽しく感じるものです。

*ネタがないので、メチャクチャ書いています。ので、あしからず。

正確には、私がノーベル賞を貰えることは『絶対にない!とは言えない』である。

さてこれで、このデタラメな文章に、
とりあえず意義ある内容を、強制的にねじ込んだと思い込み続けます。

残りはノーベル平和賞か…

どうしようかな。とりあえず、
今までろくでもない事しかしていない。だからこれからは、自分なりに考えて、正しいと思うことばかりすることにしよう。

小さなことからコツコツと。
私にも資格はある『ゼロではない』いつかノーベル平和賞を貰えるようにガンバロウ!

『ツッコめないボケ』
私の最も得意とする分野です。


福祉の理念の理解について
2008年9月20日記載

これはホームヘルパー2級の講座を受けていた時に書いて提出したレポートです。

結局介護の仕事は自分には向いていないと諦めたのですが、このレポートはかなり上手く書けたと思ったのでご紹介します。

ホームヘルパー2級講座レポート             
福祉の理念の理解について
平成20年5月24日

福祉の理念とは、すべての人々に『人間らしい生活』の保障をすることである。

人は誰でも、自分らしく自由に生きたいと願っています。でも障害者や高齢者のように、自分自身の日常生活動作を人の助けを借りなければできない、社会的に『弱い立場』の方は、自分らしく生きることが困難です。

そういう方に自分らしく生きるために、普通の生活をしてもらうべく、福祉の仕事に従事している人はもちろん、社会全体でそれを実現させていくことが、福祉の基本理念です。

ノーマライゼーションの思想と云う。

1950年代に北欧で生まれた思想。
人の正しい生き方の理想を表現していると、私には感じられました。

人は誰のためではなく、自分のために生きたいと思っている。人のために生きるなんてつまらないですからね。でも自分が一番大事だからと、自分のことしか考えないで生きることは、間違っていると私は思います。

人は誰でも老いるし、いつどこで障害者になるかも分かりません。

もし人が自分のことしか考えなければ、自分がそうなった時に誰も助けてくれません。もしそうなった時どうしましょう。

諦めて「まあしょうがない」なんて想像しただけでも怖くなります。

人の正しい生き方とは『自分のために人のためにも生きること』だと私は思います。

自分のために人のことも考える。できる限りのことをする。その上で自分のことをする。

それが人の正しい生き方である。
というよりも、その人が一番良い人生を送ることができる、つまり『幸せになる秘訣』ではないかと私は考えています。

これから福祉介護の仕事をする上で、
高齢者や障害者の方たちに、こういう気持ちで接していきたいと考えています。

まずはその人ができる限り、普通の生活を送れるように一生懸命努力する。

そしてその人が、自分らしく生きていくために、若い頃や健常者と同じことをすることができないと悲観的にならないように、

そして今までしなかった、できなかったこと、年を重ねたからこそ、障害者であるからこそできることを一緒になって考える。

その人が前向きに向上心を持って、ある意味では介護を受ける以前よりも、より積極的に生きていけるように努力する。

そういう仕事をしたいと考えています。


仕事とは?
2009年3月12日記載

仕事とは何でしょうか?
去年の4月に、徳島県若年者就職サポートセンターでカウンセリングを受けました。

その頃は木工家具職人を諦めて、
介護職に就こうとホームヘルパー2級の講座を受けていました。でもどうも向いていないような気がしていました。そこで、

自分がどんな仕事に剥いているのか?
分からなくなって悩んでしまい、カウンセリングを受けることにしたのです。その時に、

カウンセラーの方から「仕事とはどういうものですか?」と質問されました。う〜ん…

そういえば今まで仕事について、深く考えたことがなかったことに気がついたのです。

その場で考えて出した答えが、いいなと思ったので、ホームページで紹介します。

仕事は自分がしたいことをする。
したくないことはしたくないから。でもそのしたいことが得意なことだったら、すぐできるようになって、飽きてしまう。

だからその仕事は続かない。

したいことでも苦手なことなら、なかなか上達しない。失敗もする。でもしたいことだから、その仕事を続けることができる。

まとめると、

仕事とは、自分のしたいことで、一番苦手なことをすることである。

この私の考え出した答え。

私は仕事が続かないという視点で、考えて答えたのですが、少し見直しただけでも、仕事の本質を捉えている気がします。

私はこのフレーズを気に入っていて、いつも頭の片隅に置いています。

悩まない罪
2022年7月11日記載

悩むことってしたくない↗
全く悩まない人はいないけど
私はいつも悩んでいる
悩むことが割と好き♡

悩んでいるとやる気が出ない↘
やる気がないと何にもできない↘
何にもしないとのんびりできる↗
悩みを理由にのんびりできる↗

だから悩み続ける訳ではないが
無駄ではなく必要だ!と思うから…

一日の1/3は寝ている時間
無駄ではなくて必要でしょう↗
悩むことは必要である→それは
人生をフルタイムで楽しむ秘訣

悩みたくない悩まないこと
それは人生の1/3を否定して
2/3に悪影響を与えてしまう
わかりづら〜い罪なのかもね…

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ヘンテコ業界用語
2024年6月24日記載

*ブログで2回に分けて書いたものを、編集してまとめました。

*これは2022年9月12日記載のブログを改めて清書したものです。

⭐PART①

業界用語とは、その業界内の人だけでのみで使われて、一般に広く通じない言葉である。

有名な業界用語では、ザギン=銀座、ギロッポン=六本木とかでしょうか?

他には徳島や香川の特産品である、
砂糖の最高峰である和三盆。その生産過程で糖と蜜を分離して、蜜を取り除く作業に使われる『砂糖を研ぐ』と云う業界用語。

固い砂糖の塊を練ってやわらかくして、
重しをかけると蜜が出てくる。それを何度も繰り返すとアクを取り除くことができて、洗練された味の和三盆になるそうである。

そこでしか通じない言葉や用語。
外国語や方言などもそうだし、友人や家族でのみ通じる言葉なんかもそうかも…

人の集まりがあれば、そこでしか通じない言葉というのは必ず存在するわけだ。

でもこのブログは純粋な業界用語の話。
私がこれまでで一番面白くて印象に残っている業界用語をご紹介します。

それは『カレーをむしる』です。

今考えても不思議な業界用語。
そこで働いていた間以外絶対使わないし、絶対通じないし、全く意味が分からない。

そして何とも面白い言葉です。
できるならしてみたくなる。でもカレーをむしるなんてこと絶対できないもん😁

どういうことでしょうか?

⭐PART②

10年ほど前のことです。
当時私は派遣社員。いろいろな紙の箱を製造する工場働いていました。

そこではレトルトカレーの紙の箱も製造。
一日数十万個。製品は通い箱というダンボールにて、カレー工場に運ばれていました。

*大塚食品のボンカレーのことです。

通い箱は何度も使用します。
製品を運ぶと、通い箱は折りたたまれて戻ってきます。次に使うには、前回貼ったガムテープを剥がさなければなりません。

ガムテープを剥がさないと、通い箱にガムテープを貼ることができないからです。地味な作業だけど、この作業は結構大変です。

なかなか剥がれないことも多々あるし、
カレー用の通い箱は数が多く、一度に数百の箱のガムテープを剥がすこともあります。

この作業をその工場では何と言うのか?

そうです『カレーをむしる』と云う。

こんな言葉聞いたことがない。

だってカレーは絶対にむしれない。
ここ以外では絶対使わない。そして絶対に通じない。でも何とも言いたくなる。不思議で不思議なヘンテコ業界用語。

元ちょいワル不良少年風の若い社員が、私によくこう言っていました。

「カレーむしっといてくれていいっすか?」

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新型コロナのワクチン接種
2024年8月18日記載

*ブログで2回に分けて書いたものを、編集してまとめました。

新型コロナのワクチン接種。
あの頃私も2回受けました。あの頃と言ってもほんの数年前。今もコロナ感染は続いています。でも随分と昔のような気もします。

3回目は受けませんでした。
そのためか?は分からないが、結局私は新型コロナに感染してしまいましたけれど…

その2回目での思い出です。

当時勤めていた会社の同僚数人と、仕事が終わりにワクチン接種の会場に行きました。

1回目と同じ会場。でも時間ギリギリだったために、すでにかなりの人数である。1回目は早めに行って、すぐに終わったんだけど…

これは時間がかかりそうだ。
やれやれ… 気長に待つしかないな。

でも要領は分かっている。いろいろ手続きはあるが、ただの予防接種である。

今思い出したが、接種は順番通りに進行します。でも各手続きの過程で、前の人を抜いたりと順番が入れ替わることがありました。

確か一度二人抜きして、良い気分になった、なんて記憶があります。どうでもいいか…

ところで新型コロナワクチンは、
痛みや発熱などの副作用があるために、接種後15分待機する決まりがありました。

新型コロナ自体はもちろん、そのワクチン接種にも細心の注意が必要でした。

確か… 1回目より2回目の方が、副作用がキツいなんて… なかったかな。覚えてない。

さて、私のワクチン接種の順番です。
特に何事もなく普通に終了。打った後、

看護師さんに「どうですか?」と訊ねられ、
少し考えて「1回目より… 痛かったですね」

と答えたら、看護師さんは不機嫌に、後ろにいたスタッフは大爆笑と相成りました。

お分かりだと思いますが、

看護師さんは「(気分は)どうですか?」
との意図で訊ねたのに対し、私は注射に対する素直な感想を言ってしまったのです。

さっきも書いたのですが、2回目の方が危険だ!みたいなイメージもあったのかな?悪気は全くなく、所謂『天然』ってヤツでした。

それだけの話しです😁

今思い出しても面白かった。でもその瞬間はキョトン!としていましたけどね。